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製品情報

MAHABARとその仲間/天然染色

MAHABAR

天然染色の特徴

【1】天然100%の染色
本品は精練から染色まで全て天然物質100%を使用して染色を行っています。
天然100%の染色を実践している工房は世界的にみても数少ないものであります。
【2】鮮やかな色彩
染料の特性をふるに生かす事を考えた染色により非常に鮮やかな色彩を持っています。
インドならではの豊富な染料と染料の特性をフルに活かす染色技術の2つが噛み合っているからです。
【3】古びる美しさ
天然染色は染め上げた段階が完成品ではありません。
半年ぐらい月日を重ねないと色素が安定しないものが多くあります。
また、日常生活の中で時間をかけ使い込む事で少しずつ色が落ち(なじみ)、あたりが生まれ、着る人と色がなじんで初めて天然染色は完成したといえます。 「着る人と共に歩み、時間をかけ少しずつ古びていきながらも美しさを放っていく…。」天然染色の美しさは「ここ」にあります。
【4】変色とその対応
本品は天然染料100%で構成されています。
そのため、「藍」を除くほぼ全ての色で酸やアルカリに対して「変色」をおこします。
変色のクレームが発生した場合は変色の修整を行い対応させていただきます。
そのため、日々変色修整の方法と技術を研究しています。
他社が行なっているコーティングや化学染料の配合といった対応は行いません。
変色することも天然染色の特徴。色が変わったら直すことも天然染色の「楽しみ」です。
【5】消費者への説明
天然染色は非常に繊細ですので、色に対する修整方法のレクチャーを店舗販売員の方々まで含めて提案させていただきます。
100%天然染料使用のこだわりを正確な内容と取り扱い方法の伝達を通じて、消費者へのオンリーワンの愛着あるものに育てていただく事を考えています。

染色工程

天然染色は下記の工程を時間をかけて、ゆるゆると行なっています。

(1) 精練 糸の汚れを落とし、色素が入りこみやすくする処理を行います。
(2) 漂白(灰晒) 色素が入り込みやすくする処理と天日晒しをして糸を白くします。
(3) 染色 丁寧な工程をへて化学薬品を全く使用せず染色します。
(4) 水洗 余分な色素を落としていきます。
(5) 乾燥・発色 染色した糸を天日干しして発色させ十分に乾燥させます。
(1) 精練(ソープナッツと牛糞による精練)
石けん成分サポニンを含むソープナッツ(日本名:無患子ムクロジ)と新鮮な牛糞を混ぜあわせた水溶液をつくり、糸を浸します。
その効果は、糸の余分な汚れを落とし、サポニンによる界面活性の効果により牛糞内の酵素と油分を繊維の内部まで浸透させていきます。
(2) 漂白(灰晒)
灰汁で色素をしっかりと固着させる準備をします。
「(1)精練」工程で浸透した酵素と油を灰(アルカリ)で固めてしまいます。
綿の繊維を酵素と油でコーティングしてしまう作業ともいえます。
このコーティングにより植物性染料は格段に繊維に定着しやすくなります。
また、油分により美しい光沢とコントラストを生み出します。
(3) 染色
染料は色素を痛めぬようにミキサーを使用せず、手作業で丁寧に砕くか、ペースト状になるまですりつぶします。
植物の状態をみながらコンディションにあわせて色素を煮出して、最低三回の染色を行い、しっかりと色素を繊維内に浸透させます。
染色 染色 染色
一つの色に複数の材料を使用しているため、染料素材の紹介をさせていただきます。
(4) 水洗い
丁寧に染色した糸を水洗いを行いますが、水を十分に使って洗いをするようにしています。
繊維内に浸透した色素のみが染料としての色素の意味があり、それ以外の色素は全く意味をなさず汚れと同等であるからです。
入念な水洗いをすることで色素が水に磨かれて艶と摩擦堅牢度を高めます。
インドの水事情を考えるとかなり難易度の高い作業です。
(5) 乾燥
水洗いした糸は、3日間午後の日光に晒して乾燥させます。
午後の日光は、赤外線が多く含まれるため、熱を持ち易く濃色を醸しやすくします。
特にタンニンは結合して黒くなります。
染色
上記の工程を最低7日かけて(インド藍にいたっては14日)染色を行いますが、その技術水準は
世界有数のレベルであります。